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東洋医学的妊活

不妊治療のステップとリスク

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不妊症治療

現在、全カップルのうちの約10〜15%が不妊に悩んでいるといわれます。

日本産科婦人科学会の平成24年度の出生数調査によると、年間出生数103万7231人のうち、体外受精で生まれた子どもの数は3万7953人。これは、全体の3.66%を占めています。不妊治療を行うカップルは今や珍しいことではありません。

しかし、男性や親世代などには現実感が薄いのも事実です。では、不妊治療の一般的な流れと、それに伴う落とし穴をそれぞれ見ていきましょう。

不妊治療のステップ

「不妊かな?」と思ったら、まずは専門の治療施設の扉を叩き検査をしてもらうことから始まります。

不妊の相談に行くのは、ほとんどが女性だと思います。しかし、不妊はカップル二人の問題です。

男性は、「時間が経てばそのうち妊娠するのではないか」と、あまり原因を探ろうとしない人も多く、不妊症に対する現実感が薄い場合があります。

しかし、現代では男性が不妊症である割合も決して低くはありません。男性側の最初の検査は痛みをともないません。すぐに結果もわかりますから、できれば2人での受診をおすすめします。

一般不妊治療とストレス

ステップとしては、まずは基礎体温表に基づき、エコー審査や尿検査などにより排卵日を予測し、セックスのタイミングをはかるタイミング指導が行われます。これが不妊治療の第一歩といわれます。

しかし、現在の医療をもってしても確実な排卵日を予測することは難しいので、予測排卵日の前後に集中的にセックスをすることが妊娠の可能性を高くするひとつの方法です。

もしこの指導で妊娠しなければ、排卵誘発剤の使用や人工授精を行います。この人工授精までが一般不妊治療と呼ばれ、約2年間を目安に行われます。

但し最近では35歳を過ぎて結婚や妊娠を希望するカップルも増えてきました。そういう場合は期間を2年とせず、半年を目安としてステップアップを考えても良いかもしれません。

この間が女性にとっては不安な日々になり、不妊治療自体が大変なストレスになる場合があります。

生理が来るたびに落ち込み、妊娠した女性への嫉妬を抱いてしまうこともあるでしょう。しかし、精神的に不安定になった気持ちは、より妊娠しにくい身体にさせてしまう恐れがあります。

東洋医学では、「病は気から」の考え方をしています。心と身体は表裏一体で、それぞれに影響を及ぼしあっています。固く閉ざした冷たい心は身体を縮こまらせ、筋肉を硬くします。

それが原因となり身体まで冷えてきます。この「冷え」が新たな不妊の原因ともなります。

不妊治療はすぐには結果が出ない場合が多いものです。焦らず、カップル二人がお互いに歩みより感謝の気持ちを持ちながら、この時期を乗り越えていきましょう。二人の心が冷えないことが、妊娠の鍵といえるのです。

一般不妊治療と東洋医学の併用

一般不妊治療で妊娠しなかった人や、卵管の状態が良くない、精子の数が少ないなどの理由がある人は、さらに高度な「高度生殖医療」へとステップアップします。

よく知られるのは、女性の身体から卵子を取り出し、精子と合わせて受精させてから子宮に戻す体外受精です。また、男性側に問題がある場合に行われる「顕微受精」という方法もあります。

妊娠しかたどうかは、胚移植の14日後の尿検査、または血液検査で確認します。3〜5回体外受精を行っても妊娠しない場合は、着床障害(着床不全)の可能性があります。最近では、着床障害の外来を新設するクリニックも増えています。

体外受精を始めとする高度生殖治療では、投薬などで人工的に妊娠をサポートするため、過剰な数の卵胞が育成する卵巣過剰刺激症候群などのリスクが発生する場合もあります。

ただ、自然妊娠だとしてもリスクがないわけではありませんから、過剰に不安がる必要もありません。医師からの説明をよく聞いて、生活習慣の乱れを整えながら、前向きに治療に向かいましょう。

鍼灸治療との併用を行ったデータ

日本の妊娠率や出生率は、2009年以来下降傾向です。そして2012年の出生統計データによると、27人に1人は体外受精など高度生殖医療で生まれています。高度治療を受ける人の数は、ここ数年で急激に増加の傾向にあるのです。

そんな中、02年にドイツで発表された調査によると、体外受精を行う際に鍼灸を利用したほうが、妊娠率が約6割も高くなるという結果が出ています。

まだまだ完全に科学的な裏付けが出されたわけではありませんが、西洋医学と東洋医学を併用してそれぞれのよい部分を取り入れていくことは、治療の効果を高める可能性があるのではないでしょうか。

並行して鍼灸治療などを受ける場合は、病院での検査結果や服用している薬剤などの情報を鍼灸師に伝えましょう。

【参考資料】
・カラダを温めれば不妊は治る!(徐 大兼 著/インデックスコミュニケーション)

記事監修

アキュラ鍼灸院 徐 大兼(じょ たいけん)院長

徐先生

プロフィール

鍼灸師・不妊カウンセラー。東京・青山で開業しているアキュラ鍼灸院院長。世界で既に数千人の医師が実践する非常に画期的な頭皮鍼療法と伝統的治療を組み合わせた独自の治療法によって多くの難治症例の治療に成功。

現在は不妊鍼灸ネットワークを設立するなど、不妊鍼灸の啓蒙活動を積極的に行っている。著書に『カラダを温めれば不妊は治る!』があるほか、生活総合情報サイト「All About」にて不妊鍼灸ガイドを務める。

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